小児はり治療

小児はりは子どもたちの健康維持、精神の安定などに大きな効果のあることが認められています。当園では平成3年より、希望者に対して実施しております。

実施要項
実施日時:月1~2回 水曜日の午前中 日程については行事のページをご覧ください。
場所:平和幼稚園
費用:在園児 1回@100円
その他の小児(例:在園児のきょうだい、未就園児)1回@300円
*受診には事前の申し込みが必要です。




「小児はり治療」って何?? 鍼灸師の話

小児はりとは?
江戸時代中期に日本で発祥した「小児はり」は、昭和のはじめ頃、非常に盛んで毎日100人を越える子どもたちの来院する治療所が、大阪を中心に何十軒もありました。ところが、西洋医学の普及や核家族化、少子化の進展と共に、だんだんと「毎月小児はりに行く」という風習が薄れてきました。しかし、子どもたちに多大なストレスの掛かる現代において、「副作用のない」「気持ちいい」小児はり治療が、今、世界的に再注目されています。

かんの虫って何?
特定の疾患や病名を指すのではなく、生後まもなくから6歳くらいまでの小児が示す様々な症状の俗称です。主な症状は、夜泣き・人に噛みつく・頭をぶつける・泣き虫・食欲不振・便秘・下痢・不機嫌・イライラ・よく熱を出したり咳をする・ひきつけをおこす・キーキー声を出す・落ち着きがない など

小児はりってどんな治療?
特殊なはりで肌をさすったり、なでたりする方法で、大人のはりとは全く違って、刺したりしません。だから、痛くありません。気持ち良くて眠ってしまう子どももいます。

どんな時に受けたらいい?
はり治療は、身体が本来持っている自然治癒力を高めることで効くので、ほとんどの病気に効果があります。特に小児は、生命力が旺盛なので、わずかの鍼刺激で、驚くほどの効き目を示します。但し、お薬ではありませんので、継続しての治療が必要です。

適応症
かんむし・夜尿症・小児喘息・アトピー性皮膚炎・鼻炎・腹痛・腰痛・チック症状・結膜炎・中耳炎・外耳炎・肩こり・歯ぎしり・吃音・頭痛・軽い熱・口内炎・気管支炎・仮性近視・蓄膿症・歯痛・捻挫・顔面神経麻痺など。また、これらの病気の予防にも効果があります。

受けない方がよいとき
高熱(38度以上)、急性腹症、脳・脊髄疾患、骨折、脱水症の時は、治療できません。
医師の受診をお勧めします。